命の終わり
こんばんわ(^^)/
こーすけです( `ー´)ノ
皆さん、以前よりこのブログ内である一人の患者さんの話をしていたことを覚えていますでしょうか?
ドクターヘリで運ばれてきてその後僕が担当になる度に「安心するわ~」と言ってくれていた患者さん
つい先日亡くなられました。
最後は家族に見送られながらでした。
その患者さんは今後オペをする予定の方でした。
亡くなる前日、僕は夜勤でその方の担当でした。
担当を本人に伝えにいくと
「今日の夜わ安心やわ~、よろしくね」
といつも通り優しく話しかけてくれていました
しかし翌日の明け方から、急に呼吸苦がひどくなり意思疎通も困難な状態に。僕が訪室したころには目が上に向いている状態でした。いわゆる急変です
すぐに主治医に連絡し、その後すぐに家族にも連絡しました。
家族は幸い近くに住んでいたため、すぐに来てくださりました。
そして改めて主治医から家族に話しをされました
内容的には
もう手術は無理であり、命も短い、いつ亡くなってもおかしくない状態である
と。
僕はその時点ですでに日勤帯と交代してましたが、最後にその患者のもとへいくと、はっきりと「ありがとうね」と言い、手でグッドサインをつくってくれました。
この時点ではまだ話しかけると返事などは容易にしてくれる状態でした。
しかしその翌日の朝方に亡くなられました。
痛みにも我慢し苦しいのもギリギリまで我慢され。本当に最後まで頑張って生きようとされていました
「娘の子(孫)をみるまでは頑張る」とずっと言ってたみたいです
何か僕達が出来ることが他にあったのでしょうか。もう少し僕の発見が早かったらもう少し長く生きられたのでしょうか。
と考えることもありました。
本当に命がいつ終わるのかは誰にもわからないですね、この仕事をしているとそれを非常に感じます。
僕には妻も子供もいません、しかし家族や大切な友人などは多くいます。
その人たちと少しでも多くの時間を過ごしたいと改めて思います。
なので、この仕事をしていて適当なことは絶対に出来ないんです。常に人の命にかかわっている、そしてその人たちにも大切な人が多くいる。
そのことを感じながらしっかりと向き合っていこうと改めて思った出来事でした。
この場をお借りして
ご冥福をお祈りいたします